~料理用語~

おうち時間が増え、家庭で料理をする方が増えてきました。レシピには「ひとつまみ」や「少々」など様々な料理用語が使われています。用語の正しい意味を理解し、美味しい料理を作りましょう。

〇少々
親指と人差し指の2本でつまんだ程度の量。「塩少々」とは、小さじ8分の1(0.5g)。

〇ひとつまみ
親指・人差し指・中指の3本でつまんだ程度の量。男性や女性や体形で指の大きさには違いがありますが、大体同じ量でつまむことができます。「塩ひとつまみ」は、0.6~1g。

〇ひとふり
1回振るごとに調味料の容器から出てくる量。

〇ひとつかみ・ひとにぎり
片手でつかめる程度の量。「ひとつかみ」と同じような言葉に「ひとにぎり」があります。「ひとつかみ」の方が量が多いとされていますが、一般的にはほとんど差がありません。料理では、握ると潰れるような食材は「ひとつかみ」、しっかり握らないと落としてしまう食材は「ひとにぎり」と表現します。
例えば、「塩ひとにぎり」の場合、塩を軽く握る量で大さじ2杯程度。

〇ひたひた
主にじゃがいもやかぼちゃなどをほっくりと仕上げたいときに用いられる水加減。具材の頭が少し見え隠れするくらい。

〇かぶるくらい
じゃがいもや大根などを、煮汁を残しながら、ゆっくりと煮るときなどの水加減。ゆで卵を作るときは、この量の水が目安。材料の高さと同じくらいの水位で、材料の表面がちょうどつかるくらいの状態。

〇たっぷり
素材を時間をかけてゆでる場合や、かさのある野菜をゆでるときの水量。鍋の3/4くらいの高さが目安で、材料全体が完全に浸かるくらいの状態。

〇生姜ひとかけ
親指の第一関節までの大きさ。重さにすると、約15gが目安。
※「にんにくひとかけ」は丸ごとのにんにくから取り出せる一片のこと。個体差があるので、重さにばらつきがあります。チューブで言うと、10g程度(大さじ7~8割)。

〇ひと煮立ち
沸騰してから一呼吸したくらい。ほんの10秒程度。