豆腐の種類

暑い夏は冷たい冷奴が食べたくなります。スーパーにはいろんな豆腐の種類があります。それぞれの違いや特徴は知っていますか?

木綿豆腐

豆乳に凝固剤を加え、一度固めたものをくずしてから圧力をかけて水分をしぼり、再び固めて作る。水分を絞っているため、栄養分が圧縮され、絹ごし豆腐に比べると、たんぱく質、カルシウム、鉄分が2~3割多い。

絹ごし豆腐

木綿豆腐よりも濃い豆乳に凝固剤を加え、そのまま固めて作る。木綿豆腐よりビタミンB群やカリウムなどの水溶性の栄養素が多い。

木寄せ豆腐(おぼろ豆腐)

木綿豆腐の工程中、型箱に入れる前の「寄せた状態」のものを器に盛って製品としたもの。型箱での圧搾やさらしをしないので、木綿豆腐とは一味違った食味・風味がある。別名の「おぼろ豆腐」は、おぼろ月夜のもやもやとした状態に似ているからとの説がある。

充填豆腐

絹ごし豆腐と同様ななめらかさがあり、充填絹ごし豆腐とも言う。豆乳と凝固剤と一緒に1丁づつの容器に注入(充填)・密閉し、加熱して凝固させる。密閉後、加熱させることで殺菌が行われるため、日持ちの良いのが特徴。栄養素は絹ごし豆腐とほぼ同じ。

豆腐の栄養素

豆腐はたんぱく質が豊富で、動脈硬化を防ぎ、血中コレステロールを下げるなど、健康維持にも効果が期待されています。また、栄養価が高いのに低カロリーであること、植物(大豆)が原材料であることから、ダイエット中の人やベジタリアンも安心して食べられます。今では海外でも「TOFU」は通用する言葉になり、世界中で親しまれている食材となっています。

豆腐に含まれる豊富な栄養素

<たんぱく質>
血圧の上昇を抑える

<リノール酸>
動脈硬化を防ぐ

<サポニン>
成人病や老化防止に効果がある

<イソフラボン>
女性ホルモンに似た働きをする

<ビタミン類>
美肌に効果がある

<カルシウム>
骨や歯を作っている重要な物質(ミネラル)

※そもそも大豆は「畑の肉」と言われるほど良質なたんぱく質や脂質を含む、栄養価の高い食材!!

おからの栄養

おからは大豆から豆乳を搾った残り(搾りかす)ですが、
食物繊維が豊富に含まれており、機能食品としても優れています。