2019年7月 栄養メモ
【テーマ】冷やし中華

7月7日は七夕で有名ですが、実は「冷やし中華の日」でもあります。暑さが本格的となる二十四節気の「小暑」が7月7日となることが多いため、冷やし中華の愛好家、料理人などが制定しました。

冷やし中華発祥の地

中華料理店によくあるイメージですが、実は日本が発祥です!!
発祥の店と言われるお店が2つありますので、ご紹介します。

①仙台市錦町の「龍亭」
1937年(昭和12年)に冷やし中華・冷麺を販売していたとされている。
②東京・神田神保町の「揚子江菜館」
五色涼拌麺(五目冷やしそば)として1933年(昭和8年)に創作していた。

冷やし中華の地域差

冷やし中華の地域差は特にありません。しかし、愛知県、三重県、岐阜県、静岡県などでは冷やし中華にマヨネーズをトッピングすることがポピュラーだそうです。この「冷やし中華にマヨネーズ」の起源はラーメンチェーン「スガキヤ」だと言われており、店舗の多い県で影響を受けていると考えられます。また、なぜか東海地方と離れた福島県でもマヨネーズをかける人が多いと言われていて、広まった理由は福島県民はマヨネーズが好きだからという説が有力です。

あなたは醤油だれ派?ごまだれ派?

冷やし中華のたれには醤油だれとごまだれがありますが、みなさんはどちらがお好きですか?お酢を使った、さっぱりとした醤油だれも良いですが、濃厚なごまだれも良いですね。あるアンケートの結果では、半数以上の人が醤油だれ派と答えているようです。

いろいろなトッピング

冷やし中華のトッピングは様々で、定番の食材は卵、きゅうり、トマト、ハムなどがあります。今年の夏は一風変わった冷やし中華もいかがですか?

(1)梅干し
夏場の疲労回復に役立つクエン酸も入っており、食べやすい具です。しかし、食塩を多く含むので、たれの量を調整して食べましょう。

(2)ナムル
スーパーなどでよく見かけるナムルセットを使えば手軽に冷やし中華が作れます。キムチを加えて韓国風に。

(3)アボカド
森のバターとも言われる豊富な栄養素が特徴のアボカド。ルッコラや生ハムやツナなどの食材を使って洋風のアレンジに挑戦してみては?