豆は栄養価に優れており、生活習慣病の予防や、健康な体づくりはもちろん美容にも効果があります。普段の食生活に取り入れてみましょう。

豆の郷土料理

豆には3大栄養素のたんぱく質、脂質、炭水化物が含まれています。その他にもミネラル類、ビタミンB群、ポリフェノール、食物繊維が豊富に含まれています。

豆の栄養

・しょうゆ豆…香川県のそら豆の郷土料理。そら豆は米の裏作として栽培されていました。
・落花生味噌…千葉県の郷土料理。味噌と甘みのバランスがよく、ごはんのお供やお茶うけとして愛されています。
・打ち豆…北陸地方や東北地方の大豆の保存食。福井県ではこの打ち豆を入れた味噌汁 (打ち豆汁)が親しまれています。

豆の種類

〇ダイズ属
「豆の王様」「畑の肉」と呼ばれるほど栄養価が高い。全国的に栽培されている。黄大豆のほか青大豆、黒大豆、赤大豆などもある。

〇ササゲ属
小豆、大納言、ささげ、緑豆など。主な産地は北海道。

〇インゲンマメ属
金時豆、うずら豆、大福豆、白花豆、紫花豆、とら豆、手亡、レッドキドニーなど。国内の主な生産地は北海道。

〇ソラマメ属
完熟したそら豆は乾燥させて料理に使い、熟す前の黄緑色のものは塩茹でにして食べるのがポピュラーな食べ方。

〇エンドウ属
若いさやを食べるさやえんどう、熟す前のグリーンピース(青えんどう)、成熟した赤えんどう、白えんどうなど。豆苗はえんどう豆の若菜で、葉と茎を食べる。

〇ラッカセイ属
江戸時代に中国から日本へ渡来した落花生。国内の主な生産地は千葉県、茨城県。

〇ヒヨコマメ属
ひよこ豆は鳥のくちばしのような突起があり、文字どおりひよこのような形をした小粒の豆。世界の生産量の約1/3がインド産。

〇ヒラマメ属
カレーやスープなどに用いられているレンズ豆は扁平な形をしていることから、「ひらまめ」とも呼ばれている。主な生産地はインドやトルコ。