カフェインの効果

アデノシンという物質が脳内ではたらくと、ヒトは「眠気」を感じるようになります。カフェインはそのアデノシンのはたらきを邪魔することができるため、「眠気覚まし」に効果的だといわれています。この他に、「鎮痛作用」や「疲労回復」の効果があります。(※風邪薬や頭痛薬などにカフェインは用いられています。)

カフェインの人に対する影響

カフェインは適切に摂取すれば、がんを抑えるなどの効果があるといわれていますが、過剰に摂取すると、めまいや不眠などが起こります。また、妊婦がカフェインを過剰摂取すると、おなかの赤ちゃんの発育不良につながると言われているので注意が必要です。

カフェインの1日の摂取量は?

カフェインが体に及ぼす影響には大きな個人差があるといわれているため、特に上限値は日本では定められていません。
しかし、ヨーロッパではカフェインの1日の最大摂取量を400mg以下、一度の摂取量を200㎎以下にするべきだと定めています(EFSA)。この基準の場合、インスタントコーヒーならマグカップ2杯半(660ml)程度、紅茶ならティーカップ10杯(約1.3L)程度が目安となります。

食品中のカフェイン含有量