2019年4月 栄養メモ
【テーマ】筋力トレーニング

「筋肉は使わないと衰えていく!」とドイツの学者が提唱しています。当たり前のことですが、機械化や自動化が進んでいる現代社会において、筋力低下を実感している方も多いのではないでしょうか?今から筋力トレーニングを行い、筋力を高める意識をもちましょう!

筋肉をつけるには?

「重いものを持つ」「トレーニングをする」など、筋肉に負荷をかけることで、筋肉が太くなります。

筋力回復には「回数ではなく負荷」

落ちてしまった筋力を回復させることが目的であれば、きついと感じる程度の負荷をかけないと、筋力は取り戻せません。

筋肉に必要な栄養素は?

筋力トレーニングだけでは筋肉はつきません。トレーニングにより傷ついた筋肉を修復するためにも、筋肉の材料となるたんぱく質と動力となる炭水化物が必要です。
炭水化物をあまりとらずに筋力トレーニングを行うと、筋肉を動かすのに必要なエネルギーが不足し、筋肉を分解してエネルギーとして使いだします。効果的に筋肉をつけるためにも、バランスの良い食事は欠かさないようにしましょう。

筋力トレーニングの目的

①日常生活がより楽に行えるようになること
    →階段の昇降、荷物の持ち運びなど
②慢性疾患を予防、改善すること
    →骨粗しょう症、2型糖尿病、肥満など

筋力トレーニングの注意点

<呼吸を止めない>
 息を止めて下腹部に力を入れたほうが確かにより大きな力を発揮することがで
 きますが、血圧が一気に上昇してしまうことにもつながります。できる限り体に
 負担をかけないよう、呼吸を続けることが大切です。
<無理をしない>
 無理をしてしまうとフォームの崩れや転倒などの事故が起き、怪我をしてしまう
 かもしれません。自分に合った負荷で行うことが大切です。
<積極的に休養をとる>
 筋力トレーニングでは筋繊維が損傷を受けます。同じ筋を鍛える場合には
 2日~3日はあけましょう。回復させずに筋トレを繰り返し行うと、筋肉痛や疲労
 がなかなか回復しない、食欲低下、体重減少などの症状がみられ、筋力トレー
 ニングの効果が期待できなくなってしまいます。