フランス料理といえばコースメニューのイメージですが、元々は大皿に雑多なメニューが規則性なく並べられていました。19世紀にロシアでフランス料理を作ったシェフが、料理が冷めないよう1品ずつ運んだことから、そのアイディアがフランスに逆輸入され、コースメニューが誕生しました。
フランス料理の特徴
・調理技法にこだわっており、味付けに使う調味料の種類が豊富
・食材も豊富で、フォアグラ、エスカルゴ、トリュフ、カエルなどの珍味や、子牛や羊の心臓、子羊の脳みそ、その他あらゆる内臓なども調理技法や調味料に工夫をこらして、食べやすい味にしている
・様々なソースの種類があり、料理の味を最大限に引き出している
一般的なコースメニュー
1.オードブル(前菜)
2.スープ
3.ポワソン(魚料理)
4.ソルベ
(シャーベット)
5.ヴィヤンド
(温かい肉料理)
6.デザート
7.カフェ
ブイヤベース
プロヴァンス地方の郷土料理で、魚介類のスープ。マルセイユでは「ブイヤベース憲章」があり、必要な具材が指定されています。
ビスク
ロブスター、カニ、エビなどの甲殻類を裏ごしした「クーリ」をベースとしたクリームスープ。旨味たっぷりの濃厚な味わいが特徴。
キッシュ
そば粉の生地を薄くクレープ状に焼いたもので、ブルターニュ地方の郷土料理。生ハムやチーズ、サラダ、卵などをトッピングして食べる。
エスカルゴ・ブルギニョオン
食用のカタツムリを使ったブルゴーニュ地方発祥の料理。エスカルゴの殻の中にバター・パセリ・ニンニクなどを詰めてオーブンで焼いたもの。
ポトフ
フランスの家庭料理。牛肉、ソーセージなどの肉とニンジン、タマネギ、セロリなどの野菜類をじっくりと煮込んだ料理です。