平成21年3月、厚生省(現厚生労働省)が策定した「21世紀における国民健康づくり運動:健康日本21」では、一日に350g以上の野菜を摂取することを目標としていますが、国民1人1日の平均的な野菜摂取量は295gほどしかありません(平成21年国民健康・栄養調査)。

たっぷりの野菜を毎日とろう!

野菜や果物には、ビタミンやミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。特に、旬の野菜にはビタミンが多く含まれています。

必要な野菜量を無理なく摂取するにはまずは3食きちんと食べることが大切です。

野菜を使った常備菜を作り置きしたり、冷凍野菜を活用するなど、野菜がとりやすい環境を整えましょう。また、野菜は生で食べるよりも煮たり炒めたりして加熱調理するとかさが減り、たくさん食べやすくなります。みそ汁やスープなどの汁物にも野菜をたっぷり入れましょう。この具だくさんの汁物は塩分を抑えるのにも役立ちます。

野菜の代わりに野菜ジュースを選ぶ時は、「100%野菜である、色々な種類の野菜が入っている、糖分・塩分無添加」のものを選びましょう。ただ、野菜ジュースだけに頼らずに普段の食事の補助と考えて用いましょう。