秋といえば「食欲の秋」。秋は美味しい食べ物が豊富です。四季のある日本ならではの旬の食べ物はとっても美味しく、特に秋は食べる楽しみを堪能できる季節でもありますが、同時に夏の暑さから一転、一雨ごとに急激に気温が下がり、空気の乾燥などで風邪をひいたり肌荒れを起こしたりしやすい季節でもあります。そこで大活躍するのが、秋の食べ物です。

~サツマイモ!免疫力アップ~

秋の代表的な食べ物の一つ「サツマイモ」。サツマイモには、ビタミンC・ビタミンB1・ビタミンB2・カリウムなど私たちの健康に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。特に、サツマイモに含まれるビタミンCは熱に強いため、風邪の予防に効果があるビタミンCを効率的に摂取することができます。また、サツマイモには食物繊維も豊富です。特にサツマイモに含まれる食物繊維は、便を軟らかくして排出しやすくする水溶性食物繊維と、腸の動きを活発にして排出を促す不溶性食物繊維がバランスよく含まれているため、腸内環境を整えることができ、免疫力もアップします。

*ビタミンC…サツマイモはリンゴの7倍含有
*食物繊維…蒸かしたサツマイモの食物繊維はごはんの10倍含有
*ポリフェノール…サツマイモの皮付近に含まれているので、皮ごと食べるのがオススメ

~きのこ類!ヌメリで免疫力アップ~

秋には、椎茸・しめじ・舞茸・松茸などの美味しいきのこが旬を迎えます。きのこは、抗酸化作用が高い秋の食べ物です。体内で細胞を酸化させる活性酵素が増えると、免疫力が低下し、体にさまざまなトラブルが起こりやすくなりますが、抗酸化作用の高いきのこ類を沢山食べれば、活性酵素を減らして免疫力を高めることができます。また、きのこは、食物繊維も豊富に含んでいるので、腸内環境を整えて免疫力をアップすることができます。

~かぼちゃ!豊富な栄養素で免疫力アップ~

秋のイベントのひとつ、ハロウィンで主役となる「かぼちゃ」。緑黄色野菜の一つであるかぼちゃには、βカロテン・ビタミンC・ビタミンE・カリウムなど栄養素がバランスよく含まれています。特にβカロテンは、粘膜を強化して風邪やウイルスに感染しにくい体を作ってくれます。また、かぼちゃには体温を上昇させる効果がありますので、体温が低下しやすいお子さんや冷え症の方にもおすすめです。体温が低下すると免疫力が落ちて風邪をひきやすくなるので、風邪や万病予防として積極的に食べましょう。