2019年3月 栄養メモ
【テーマ】たまごの雑学
たまごの雑学
卵はなぜまん丸じゃない?
鶏が卵を産みやすいように、巣から転がり落ちにくいようになど、様々な説がありますが、真実はわかりません。
黄身の色は栄養や味と関係がある?
黄身の色と栄養・味は直接には関係ありません。黄身の色の多くはカロテノイドという色素で、とうもろこしなど鶏のエサによるものです。最近では白い卵料理や洋菓子などをカラフルに加工したいという要望を受けて、黄身色の薄い卵も開発されています。
卵の殻も大活躍!
卵の殻は主成分がカルシウムです。卵の殻を粉砕し、カルシウム強化を目的として育児食に添加されています。また、肥料や飼料の原料、タイヤなどの滑り止めの摩擦材としても活用されています。内側にある薄皮も繊維の原料や化粧品の原料にも活用されています。
インフルエンザワクチンを作るために卵を使用している
原料となるウイルスを増やすために、鶏の卵が使われています。1~2個の卵から大人1人分が作られます。
たまごを使った郷土料理
●青森県『卵味噌』
津軽のおふくろ料理。味噌、砂糖、だしを小鍋で混ぜ、溶き卵を加え半熟にし、ご飯やお粥に乗せて食べる料理。帆立の殻を鍋代わりにすることも多い。
●宮城県『ほやたまご』
ほや養殖の本場、三陸・女川町の郷土料理。ゆで卵をほやで包んで甘辛煮にしたもの。
●静岡県『たまごふわふわ』
東海道袋井宿があった袋井市のご当地グルメ。熱いだしにしっかり泡立てた卵を入れて蒸らした料理。不思議なほどにふわふわな食感。
●京都府『衣笠丼』
甘めに炊いた油揚げを短冊に切り、刻んだ九条ねぎと卵でとじてご飯にのせた料理。玉子とじのこんもりした様子を洛北の衣笠山に見立てている。
●石川県『べろべろ』
溶き卵の寒天寄せ。加賀のおせちや祭事につきもの。べろべろとはつるつる触感の例えでえびす、べっこうとも呼び、旧加賀藩領の富山県にも伝わっている。
●福岡県『鶏卵素麺』
煮立った糖蜜に卵黄を糸状に流し入れ、素麺のように固めた銘菓。