クリスマスケーキ

クリスマスケーキの始まり

もともと日本にはクリスマスにケーキを食べることは根付いていませんでした。
明治43年、当時創業したてだった洋菓子店 不二家が「季節限定の新商品」としてクリスマスケーキを販売したのが始まりです。その後、「クリスマスにはクリスマスケーキ!」と不二家が宣伝したことで、クリスマスケーキを食べることが定番となりました。

日本初のクリスマスケーキ

現在のように生クリームは使われておらず、ベースはドライフルーツと洋酒をたっぷり使って焼き上げたフルーツケーキ。これに砂糖の衣をかけて、アラザン(銀色の粒状の製菓)をあしらわれていました。

クリスマスケーキの流行

今ではショートケーキのみならず、チョコレートやチーズなど様々は種類のクリスマスケーキが販売されています。またサイズも少人数用の3~4号が売られており、核家族化の影響を受けていることがうかがえます。

世界のクリスマススイーツ

アメリカ/ジンジャーブレッドハウス

祝祭時によく食べられる生姜入りクッキーのこと。クッキーをアイシング(砂糖衣がけ)で組み立て、チョコやクリームで飾り、お菓子の家を作ります。

イギリス/クリスマスプディング

小麦粉やパン粉をベースに、牛や羊の脂(スエット)、フルーツの砂糖漬け、ブランデーなどで作り、1カ月前から熟成させるお酒風味の強いケーキのこと。家族1人1人が、混ぜながらお願い事をします。

ドイツ/シュトレン(シュトーレン)

バターをたっぷりに使った生地に、ラム酒につけたドライフルーツやナッツが練り込まれており、表面にはたっぷり粉砂糖がまぶされたお菓子。少しずつスライスして食べ、クリスマスを楽しみに待ちます。

フランス/ビュッシュドノエル(ブッシュドノエル)

「ビュッシュ」は木や丸太の意味。「クリスマスの木」と呼ばれる伝統のお菓子。

オーストラリア/パブロヴァ

低温で焼いたメレンゲに、生クリームや季節のフルーツをのせたもの。名前はロシアのバレエダンサーのアンナ・パヴロワにからきています。