トルコ料理は中東、ギリシア、ブルガリアなど地中海、黒海沿岸の料理の影響を受けています。シルクロードが通っていたトルコにはアジアからヨーロッパまでの広い範囲の香辛料や調理法が集積され、豊かなバリエーションを持つ料理に発展しました。

トルコ料理の代表的な食材

・イスラム教信者が多いので豚肉はほとんど使われていない。
 羊肉をはじめ、現在では牛や羊の肉、魚介類、豆類などがメインに
 使われる。
・野菜はナス、玉ねぎ、トマトなど、日本になじみがある食材が多く、
 ピスタチオ、アーモンドなどのナッツ類、ブドウ、イチジクなどの果物
 もよく使われる。
・香辛料はコショウ、クミンなども使われるが、料理は比較的マイルド
 で食べやすいものが多いのが特徴。その他、オリーブオイルや
 ヨーグルトなどが調味料のように使われる。

ケバブ

肉・魚・野菜などを焼いて調理する料理の総称。豚肉禁止のイスラム教徒が多いトルコでは、主に羊の肉が使われていたが、近年では牛や鶏の肉を使ったケバブもある。

バルック・エクメーイ(サバサンド)

フライ、または焼いたサバと野菜をパンにはさみ、お好みでレモン汁をかける。

キョフテ

ひき肉を使った肉料理。作り方など日本のハンバーグのような料理。

フムス

やわらかく煮たひよこ豆を、オリーブオイル、にんにく、胡麻、塩などで味付けしてペースト状にし、そのまま食べたり、パンに塗って食べる。

ドンドゥルマ(トルコアイス)

トルコでは氷菓全般のことをさすが、主に伸びるアイスのことを「ドンドゥルマ」と言う。